食 材
food03
奥出雲野菜
田部農園
当店に大根やキャベツ等を卸して下さるのは
田部農園 様でございます。(島根県仁多郡奥出雲町八川2196)
田部ラボとも称されるほどの農園で、
40年近い経験のもと作られるその美味しさの秘訣について伺ってまいりました。
当農園では肥料を最小限の量しか与えません。
なぜなら土の中に栄養が十分にあると野菜たち本来の「生きる力」を育てることができないと考えているからです。
不必要なものや、多すぎる栄養は時として野菜を傷つけます。
野菜はそれらから身を守るために固く、そして不味く成長します。
なので当農園は不必要なものはもちろん、肥料も最小限しか与えないのです。
また、奥出雲の土は「真砂土」という地力の少ない土が大半を占めています。
もちろん当農園の土も「真砂土」でできており、雨の排水や、干ばつ、日照りに対応するために様々な対策を施しています。
野菜が病気にかかるメカニズムは土の病原菌が葉っぱに感染することがほとんどです。
緑肥作物として麦を使用することで麦の根っこが土の中の病原菌を吸収し、
また、麦自身が堆肥として土に栄養を与えてくれます。
土と葉っぱの間にマルチシートを貼り、感染を防ぐことも重要です。
このマルチシートは雨の排水等でも活躍してくれます。
野菜を育てることは満足してしまうと終わりです。
天候など様々な要因で野菜の出来は変わってしまうので、
毎年同じ作り方をしていてはいけません。
毎年、去年より良いものを育てるために毎日が勝負の日です。
人は選択肢があると楽な道を選びがちですが、
覚悟を決めてやり抜けばきっと明るい未来が見えます。
10年間の下積みを経て、約40年間培ってきた経験と技術によって栽培された野菜たち。
是非ご賞味ください。
田部農園 様
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